気づかせることば  長崎壮神父

長崎神父写真

故郷の家に帰省すると、姪や甥そして私の兄とともに必ず遊ぶゲームがあります。

「人生ゲーム」という四十年近く前からあるゲームで、すごろくの進化版のようなものです。参加者がルーレットを回してビジネスマン、教師などの職業につき、ゴールした時の資産額で順位が決まります。

小学生の高学年になった甥っ子は、ゲームの中で家族のほかの者がどのような職業につこうと、株でお金を儲けようと何も言いませんが、私がコマを進めてそこに書いてある指示を読み上げるたびに、「おじちゃん、神父のくせにそんなサイドビジネスを始めちゃっていいの?」等々の解説を入れます。

その解説を聞いていると、しばらく会わないうちに社会のいろいろなことを知るようになった甥っ子の成長が喜ばしく思えますが、キリスト信者でない甥っ子にとっても「おじちゃん=365日司祭」なのであって、ゲームという仮想世界の中でもそれは変わらないということにハッとさせられます。

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レジオ・マリエについて  ーカトリック枚方教会  M.Sさんー  河北朝祷会より (2019.2.14 第218回)

レジオ・マリエは、1925年11月アイルランド人のフランク・ダフ氏が創立。「マリアの軍隊」を意味します。聖母マリアと共に祈り、謙遜に人々への奉仕に努めるマリアの役割に、熱心に協力したいと願う愛に溢れた共同体です。

レジオの入会希望者には「テッセラ」が渡され、レジオの活動に参加しながら、少なくとも3ヶ月の「試みの期間」を過ごします。この期間が終了すると、レジオ・マリエへの宣誓式が行われますが、会員になるのは本人の意志であり、適格者であると認められた時に活動員となります。

テッセラは世界中のレジオ会員が持つ共通の冊子です。表紙は、中央に蛇を踏み付けている無原罪の聖母が描かれ、枠には、ラテン語で、創世記

3章15節「わたしは、お前と女との間に、またお前の子孫との間に敵意を置く」、ヨハネ福音書19章26節「婦人よ、ご覧なさい。あなたの子です」、27節「見なさい。あなたの母です」の言葉が書かれています。誘惑と戦う軍勢の女王で、全ての人の母である聖マリアの姿は、活動する会員に勇気と喜びを与えています。

集会は、小さな敷物の上に設けられた仮祭壇を囲み、テッセラを使用して行います。聖霊への祈り、ロザリオ5連の祈り、「カテーナ・レジオニース」の祈りの後、前回集会記録報告、会計報告、出欠点呼があり、指導司祭の霊的指導「アロクチオ」と続き、終了の祈りの後、司祭から祝福を頂いて閉会します。

カテーナ・レジオニースは、「レジオの鎖」と訳されます。全てのレジオ会員の日常生活とレジオを繋ぐ鎖であり、マリアと繋がる鎖でもありますから、会員はカテーナを毎日唱えなければなりません。

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豊中教会への巡礼


       祭壇正面の大聖画

1月21日(月)に「聖書を読む会」のメンバーを中心とする有志で、豊中教会を訪問しました。大阪教区「再宣教150周年の巡礼」の企画に参加して、昨年6月から大阪、兵庫、和歌山の各巡礼指定教会を数度に分けて訪問、今回の豊中教会が最後の巡礼教会となりました。

豊中教会は1939年に献堂され、聖堂・ヨゼフ館・司祭館は文化庁より登録有形文化財に指定されています。正面の大聖画(三位の神の救いの秘儀と富士山への薔薇の花びらによる日本への宣教が描かれている)は、日本での福音宣教への情熱と熱意を感じさせます。

今回の巡礼で指定された16教会全ての訪問を終えた方もおられます。歴史ある教会の訪問、信仰の遺産を深く心に留めた巡礼の旅でした。

婦人会の新年会

    ハイメ神父様
    誕生日のお祝い

1月25日(金)12時から木曽路枚方店にて開催しました。会員の出席者は28名。

T・Mさんの開会挨拶で始まり、長崎神父様が「日頃の婦人会の活動に感謝!」と乾杯の音頭を取ってくださいました。次に72歳になられたハイメ神父様の誕生日のお祝い。金色の蝶ネクタイを締めHappy Birthdayの帽子を被られた神父様に、ケーキと歌でお祝いをしました。

S会長から、フラデラ神父様の目の手術が無事に終わったとの報告があり、食事に移りました。お刺身、煮物、カモ肉の卵とじなど和食の品々、皆さんおしゃべりを交わしながら美味しく召し上がって頂きました。 

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Brasil- Comunidade Brasileira  ブラジル共同体

Brasil- Comunidade Brasileira

Quaresma no Brasil.

A Campanha da Fraternidade é uma campanha realizada anualmente pela Igreja Católica no Brasil, sempre no período da Quaresma. Seu objetivo é despertar a solidariedade dos seus fiéis e da sociedade em relação a um problema concreto que envolve a sociedade brasileira, buscando caminhos de solução. A cada ano é escolhido um tema, que define a realidade concreta a ser transformada, e um lema, que explicita em que direção se busca a transformação. A campanha é coordenada pela Conferência Nacional dos Bispos do Brasil (CNBB).

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