レジオ・マリエについて  ーカトリック枚方教会  M.Sさんー  河北朝祷会より (2019.2.14 第218回)

レジオ・マリエは、1925年11月アイルランド人のフランク・ダフ氏が創立。「マリアの軍隊」を意味します。聖母マリアと共に祈り、謙遜に人々への奉仕に努めるマリアの役割に、熱心に協力したいと願う愛に溢れた共同体です。

レジオの入会希望者には「テッセラ」が渡され、レジオの活動に参加しながら、少なくとも3ヶ月の「試みの期間」を過ごします。この期間が終了すると、レジオ・マリエへの宣誓式が行われますが、会員になるのは本人の意志であり、適格者であると認められた時に活動員となります。

テッセラは世界中のレジオ会員が持つ共通の冊子です。表紙は、中央に蛇を踏み付けている無原罪の聖母が描かれ、枠には、ラテン語で、創世記

3章15節「わたしは、お前と女との間に、またお前の子孫との間に敵意を置く」、ヨハネ福音書19章26節「婦人よ、ご覧なさい。あなたの子です」、27節「見なさい。あなたの母です」の言葉が書かれています。誘惑と戦う軍勢の女王で、全ての人の母である聖マリアの姿は、活動する会員に勇気と喜びを与えています。

集会は、小さな敷物の上に設けられた仮祭壇を囲み、テッセラを使用して行います。聖霊への祈り、ロザリオ5連の祈り、「カテーナ・レジオニース」の祈りの後、前回集会記録報告、会計報告、出欠点呼があり、指導司祭の霊的指導「アロクチオ」と続き、終了の祈りの後、司祭から祝福を頂いて閉会します。

カテーナ・レジオニースは、「レジオの鎖」と訳されます。全てのレジオ会員の日常生活とレジオを繋ぐ鎖であり、マリアと繋がる鎖でもありますから、会員はカテーナを毎日唱えなければなりません。

活動員は、カトリック今市教会で開催される毎月1回のセナートスと、年1回のアチエスに参加します。セナートスは、大阪府下のプレシディウムと京都クリア、神戸クリアが参加し、活動報告などを分かち合います。アチエスは、無原罪の聖母に個人的奉献を誓う式で、全てのレジオ会員の参加が求められます。

枚方教会には、木曜レジオ「海の星プレシディウム」と、土曜レジオ「聖マリアのけがれなきみこころプレシディウム」があります。

木曜レジオは、病者訪問を行っており、また主日9時ミサ後に講座「その枝」を開講しています。病者訪問は、教会に来られない方々も含めて、希望される方を訪ねています。2人1組での訪問は、活動員不足のために希望者のニーズに応えられない状況にあります。「その枝」は、新しい受洗者をフォローして「教会の祈り」と「聖書」を学ぶ講座で、信徒間で切磋琢磨しつつ学ぶ信徒使徒職的な活動です。

土曜レジオは、共同体の愛と平和の一致を願い、第2、第3、第4日曜日に、午前7時前から準備し、9時ミサ後からコーヒー、うどん、おにぎりの提供を行っています。ミサ後の集会室が、温かい団欒の場となっている光景は、私たちの大きな支えです。

聖母マリアの取り次ぎによって、奉仕の場に派遣して下さり、イエスのみ旨に応える活動に参加できるのは、なんと幸いなことでしょう。一人でも多くのカトリック信者が、レジオ・マリエに参加下さるよう待ち望んでいます。

〔集会〕 第2集会室にて

・木曜レジオ 毎週木曜日10時ミサ後

・土曜レジオ 毎週土曜日15時