自然の恵みと力を信じて
どんな時になっても、前向きに生きるため
クラレチアン宣教会 フリオ神父

新年度と共に復活節が始まって2ヶ月。

この5月のテーマは、「どんな時になっても、前向きに生きるため」とさせて頂きます。

まず、5月は、季節が春から初夏へと移り変わり、自然の中でも、様々なものが生まれ出て、自然の美しさや生命力を大いに感じさせられるこの頃です。

昨年は、コロナ禍の中、私たちの暮らしは、特に「脱・コロナからWITH・コロナ」への感覚に移り変わり、新しい様式の生活リズムが始まりました。

しかし、この時世を過ごしている内に、もう一つ感じたことがありました。

それは、人の生活が大きく変わってきても、季節ごとの自然の「姿」は、現時点では、いつも通り変わらないように思います。

結局は、一般的コロナや変異株のコロナウイルスに関係なく、自然は自然で変わらない、春には春の、初夏には初夏の姿がはっきりと現れてきます。

そして、そのような自然が、私たちの「どんな時になっても、前向きに生きるため」安定感・安心感のきっかけを与えてくれます。

たとえで言うと、去る4月にあったうみのほし幼稚園の入園式の日は、天気も良く美しい青空に包まれ、園庭の満開の桜の花が、新年度の始まり、そして、第一歩を踏み出した可愛い子どもたちの新生活をお祝いしてくれているなと嬉しく思いました。

そして心の中で、永遠に変わらぬ神の愛、神が造られたすべてのみわざに感謝しながら褒めたたえていました。

先が見えないこの時代において、確かに生活スタイルが大きく変わったけれど、これからは、感染症再拡大や、変異株増や、収束到来など、何かあってどんな時であろうとも、キリスト者として、信仰の導きにより、相変わらず「前向きに生きる」というのが、今のときの、私たちの使命ではないかと思います。

枚方教会の皆さん、神のみわざである自然の恵みと力をかりて、共同体と一緒に前に進んでいきましょう