教会は、復活祭を迎える前に、聖週間と過越の聖なる三日間の典礼を捧げます。それはキリストの生涯の主な出来事を記念し、キリストの救いの恵みに与ります。年に一度しかない大切な典礼であって、今年も新たな感動を覚えさせる恵みに出会いたいと思います。 “主イエスの受難と復活を祝って 主任司祭ハイメ・シスネロス” の続きを読む
私のきらいな聖句 ー 枚方キリスト教会牧師ー 河北朝祷会より(2017.3.9 第198回)
私は、クリスチャンになって42年。牧師になって34年。祈りにおいて幼子であった私の歩みを振り返りたい。
最初から、「祈り」がよく分からなかった。私の祈りの指針としたのが、エフェソ6章18節だった。「どのような時にも『霊』に助けられて祈り、願い求め、すべての聖なる者たちのために、絶えず目を覚まして根気よく祈り続けなさい。」どのような時にもどんな時にも、祈り願いなさいと招いてくれるのは良いし、ありがたい。
牧師になって、駆け出しの頃、定期的に食事を抜いて、「真剣に」祈ることを始めた。教会の課題のある人たちが、問題から成長していかれるようにと祈るためであった。しかし、数ヶ月祈ったが、問題には、変化が見えなかった。私の内に神への不満すら生まれ、「私には、神様に喜ばれるような祈りはとてもできない」と、これ以上時間を取って真剣に祈るのはやってられないとなってしまった。 “私のきらいな聖句 ー 枚方キリスト教会牧師ー 河北朝祷会より(2017.3.9 第198回)” の続きを読む
日本人とキリスト教 - カトリック枚方教会信徒 Y.Aー 河北朝祷会より(2017.2.9 第197回)
2014年のカトリック信徒は43万6千291人で人口比0.34%、ザビエル渡来の宣教師時代は60年余でカトリックへの改宗者は65万とも言われ人口比で今の10倍以上だ。
1549年にザビエルが来日し、約2年間日本に滞在し、島津から瀬戸内海沿いに京都へ上り、信長や秀吉を始め大名に布教の許可を得て宣教をしたが、ザビエルの滞在中の改宗者は少なかった。イエズス会はキリスト教への改宗者を増やし、教理の深化は、その後でもよいという考えに出た。当時の大名は西欧の文化に興味を示し、交易を希望、キリスト教を仏教の一派ぐらいに考えていた。 “日本人とキリスト教 - カトリック枚方教会信徒 Y.Aー 河北朝祷会より(2017.2.9 第197回)” の続きを読む
大阪YMCAの野外活動 ー野外キャンプ事業 事業長ー 河北朝祷会より (2017.1.12 第196回)
仕事内容は毎週日曜に子どもたちと野外活動を行う仕事です。平日は大学生のボランティアとミーティングや打合せ、現地への下見、指導者研修、デスクワークに取り組む日々です。知識の学習だけでなく、体験を持って良い行動を促したり、振り返りをしたり、気づきを持つような教育プログラムを展開しています。
先日、冬休みにも長野県までスキーキャンプに小学生~高校生約170名を引率して参りました。暖冬の影響で12月にも関わらず雨が降り、スキー講習ができない日もありました。またスキー講習を行うにあたり、冷え込んでくるとアイスバーンになったり、逆に暖かさで雪が溶け出したり、またその雪解け水が凍ってアイスバーンになったりと刻一刻と変化する自然と向き合い、キャンプを行なっています。 “大阪YMCAの野外活動 ー野外キャンプ事業 事業長ー 河北朝祷会より (2017.1.12 第196回)” の続きを読む
イエスのたとえ話 ーカトリック枚方教会信徒 T.Kー 河北朝祷会より(2016.12.8 第195回)
私は現役時代マーケティング(市場政策・市場開拓)の仕事をしたことがあります。その頃に読んだ本の中に興味深い話がありました。イエスは歴史上最高の市場開拓者である、イエスはたった3年間の宣教でその教えが2千年も続き、多くの信者を獲得した。
その理由は、「発想の転換」と「たとえを用いた分かり易さ」で、マーケティングの基本はここにあると言うのです。イエスは「人々の聞く力に応じて、多くのたとえで話された」(マルコ4章33)のですから、たとえ話は分かり易くするためであることは疑いありません。 “イエスのたとえ話 ーカトリック枚方教会信徒 T.Kー 河北朝祷会より(2016.12.8 第195回)” の続きを読む
大阪女学院の沿革と精神 ー同学院業務部職員ー 河北朝祷会より(2016.11.10 第194回)
11月10日大阪女学院と言えば、歴史的にも中学校・高等学校が有名ですが、今回は大学・短期大学の教育についてお話しします。今朝の聖書の個所(フィリピの信徒への手紙第1章9~11節、コヘレトの言葉第3章11節)は、礼拝形式で行われる大学・短期大学の入学式と卒業式で読まれる聖書の個所です。特にフィリピの信徒への手紙は、本学のミッションステートメントに定めた教育内容・目標と密接に関連しています。 “大阪女学院の沿革と精神 ー同学院業務部職員ー 河北朝祷会より(2016.11.10 第194回)” の続きを読む