4月28日と5月12日に長崎壮神父を基調スピーカーに迎え、それぞれ枚方教会と香里教会で開催された。参加者は初日が74名、2日目が136名。
1回目「カトリックの結婚観」
長崎神父の講話後、ドン・ボスコ社のビデオ教材「教会での結婚式」を見、その後、今年1月に今市教会でハイメ神父の司式で結婚されたIさんを迎え、今市教会のYさんとの間のQ&Aで未信徒の新郎と一緒の結婚講座や教会の結婚式のための応援他についてのご経験をご披露頂いた。新郎は、「要理のクラス」に近々参加されるとのこと。
長崎神父は始めにエフェソの信徒への手紙5・22~33に言及。(妻たちよ、主に対するように夫に従いなさい。・・・夫たちよ、キリストが教会を愛し、教会のためにご自身を渡されたように、妻を愛しなさい。・・・このように、夫は妻を自分の体として愛さなければなりません。妻を愛する者は自分自身を愛しているのです。・・・「それ故、人は父母を離れて妻と結ばれ。二人は一体となる」のです。・・・ともかく、あなた方もみな各々、自分を愛するように妻を愛しなさい。妻は夫を敬いなさい。)
交わりと奉仕の秘跡
続いて婚姻が7つの秘跡の1つであり、交わりと奉仕の秘跡に位置づけされること、家族という特別な共同体を作ることにその本質があり、婚姻の単一性と不解消性という特性があることことに展開。
婚姻の目的
そして婚姻は、夫婦の助け合いと生涯にわたる人格的成長、子供を生み育てることを目的とする。
婚姻の秘跡の本質的要素
婚姻の秘跡は司祭が授けるものではなく、当事者の2人がたがいに授けあうものである。
婚姻の霊性を生きる
婚姻には霊性がある。結婚は「召命」である。出会い→決断→生涯をかけて果たす使命があり、犠牲を払うことなしには果しえない。結婚は動的なものであり、毎日は、夫になりつつ、妻になりつつの連続である。夫婦の愛は、創造的で、赦しと和解をもたらす。相手をありのまま受け入れ、互いにに不完全なものを愛する。そして自分の家族だけに閉じこもらないで、多くの人、貧しい人、社会の苦しみに開いている。家庭には、体を生かす食物のテーブルと心の糧である「御言葉」のテーブルという2つのテーブルがある。