カトリック平和旬間 2019年テーマ 「平和に寄与する 人になろう」

平和旬間は、1981年に広島で行われた教皇ヨハネ・パウロ2世の平和宣言を受けて始まった。

8月6日~15日の10日間、日本全国のカトリック教会は世界平和のために特別な祈りの行事を持つ。

大阪北地区
北地区の平和旬間行事は8月10日(土)午前10時より今市教会にて行われ、暑さ厳しいなか参加者は170人に及んだ。枚方教会からはわずか11人、これを私たちはどう考えればよいだろうか。

行事は、福島被災地訪問の報告から始まり、今市教会の方が、まだまだ多くの問題を抱える福島の現状を伝えられた。

         福島の報告

続いてアベイヤ司教が「世界の平和に貢献する教会」と題して講演された。

平和のために働く教会の実例を挙げながら、「世界平和の日」を定めたパウロ6世のメッセージを伝え、またヨハネ・パウロ2世の平和宣言の現代的な意義を説明されて、参加者に大きな感銘を与えられた。

昼食には福島のお米によるおにぎりが準備され、福島物産の販売が行われた。今市のご婦人に交じって枚方のSさんとMさんが奉仕された。

午後2時から平和祈願ミサがあり、平和への決意を新たにして行事を終えた。

枚方教会
枚方教会では2つの行事が実施された。

8月6日(火)ミサ後
DVD「原爆と沈黙…… 長崎浦上の受難」観賞

原爆によって肉体的な被災だけでなく、周囲から差別的な対応を受けた浦上の人々の沈黙せざるを得ない心の苦難を語るDVD。

原爆の非人道性だけでなく、差別とは?と問いかける。「主の平和」を考えさせられた大切な1時間。

        DVD鑑賞

8月11日(日)午後1時
平和祈願コンサート
3人のオルガニストと聖歌隊ステラマリスが出演、音楽による平和祈願を行った。

オルガンでは主としてバッハの宗教曲などが演奏されて、祈りの雰囲気を醸し出した。
   
聖歌隊は、アルカデルトのアベマリアなど4曲を披露し、平和への望みを歌い上げた。