私の洗礼名は、主人の10人兄弟の長姉でシスターになられたシスターアグネスと同じ霊名をいただきました。
シスターアグネスは、現在は長崎の教会で日々働かれていますが、一昨年まではドイツの教会で働かれていました。
そんな義姉は私にとってあこがれの存在でしたので、洗礼を受けるに当たり同じ霊名にさせていただいたのでした。
洗礼を受けるに際し、代母には主人の従姉になる大東教会のM・S様になっていただき、とても感謝しています。
コロナで大変な時期でしたが、昨年の7月12日に洗礼へと導かれたことを心より感謝いたします。
『神は、すべての人が救われて、真理を認識するようになることを望んでおられます。』
(テモテ一 2章4節)
これは私の大好きな聖書のことばで、常に私の心の拠りどころとしているものです。
主人は長崎県五島列島の三井楽教会出身で、神学校にも通っていたようで、家族全員が熱心なカトリック信者です。
そのような環境で育った主人の影響もあり、以前住んでいた近くの教会に通って子供たちと一緒に聖書の勉強を続けていました。
子供たちも手を離れ、また私自身の父も病気で亡くなったこともあり、時間的に余裕ができましたので、一年間を通して入門講座を受講することができ、昨年やっと受洗に恵まれた次第です。
現在に至るまで、神さまから知恵や力、また多くの赦しと恵みを頂き感謝しています。
これからも神さまの愛に応える生き方を歩むべく神さまを信頼し、祈りつつ感謝して歩んでいきたいと思います。
枚方教会の皆さま、今後ともよろしくお願いいたします。
◎取材に当たって(M 記)
Tさん御主人出身の三井楽教会は、一昨年6月に長崎神父様と枚方教会の皆さんと一緒に「五島列島教会巡礼」の際に訪問させて頂きました。とてもきれいな教会でした。
教会の隣には、キリシタン時代の迫害を物語る資料等が展示されている資料館がありました。
18世紀後半に迫害を避けて外海(そとめ)地区から三井楽に逃れてこられ、長い潜伏期間を経て、厳しい迫害にもかかわらず信仰を保ち続けてこられたこの地区の信者の皆様に、頭の下がる思いでした。