青年に関わろうと再度、動き始めたきっかけ、思いについて私見が多く含まれますが、書いてみたいと思います。
私は、53年間枚方教会在籍。侍者会、教会学校など、青少年に関わる活動に携わっていました。
30代後半から体調不良になったため、活動を休止しました。
幾度と教会活動へのお誘いもありましたが、体調が芳しくないため断っていました。
昨年の初夏、レジデンスにて青年の話をしている折り、耳元で「青年に関わりなさい!!」と声が聞こえた気がしました。
この声を裏切ってはいけないと本能的に感じお手伝いしようと思ったのがきっかけです。
久しぶりにミサを受け『子供も青少年も少ない。中学生以上や求道者の方、堅信を受けた方等、共同体として気軽に関わる受け皿がないな』と感じました。
昔と今の時代背景の違い
約40年前教会には若者、若い夫婦、子供も多く、信者の多くの子供がうみのほし幼稚園に通い、幼稚園と教会が一体となって活動していました。
当時は高度経済成長期、経済的に裕福ではない家庭もありましたが、毎年一定の定期昇給があり、少しずつゆとりができたと思います。
一般的に父親が働き、母親は専業主婦、日曜日は家族全員が休み、子供達は外で遊び、信者の子供達は日曜日を教会で過ごしていました。
現在はどうでしょう?
幼稚園は、法人化。教会と関わりは多少あるものの、昔ほどではありません。
信者の高齢化が進み、若い方をちらほらお見かけはしますが、共同体への関わりが無い方が大多数です。
結果、教会では人手不足、財務悪化です。
そして子供の減少となっているようです。
教会だけではありません。
日本全体がそうなのです。
世界の人口は増加ですが、日本人口は減少。
30年後には9000万人まで減少すると予測されています。
これは、第2次ベビーブーム世代の生活環境、経済状況が大きく影響しています。
根拠は厚生労働白書等に記載されています。
この世代は、リーマンショック後に働きだした世代です。
定期昇給も少なく、経済的に乏しく、夫婦共働きをしないと子供を育てられなくなりました。
現在、1世帯当たりの出生率は、1.2。
東京では0.9です。
更に若い世代は、自身の稼いだお金は、結婚するより自身のしたいことに使うという単身の若者が半数を超えています。
これが子供減少の要因です。
青年の定義、教会との関わり方、受け皿を変えなければ
青年・子供の信仰教育を主に考えると、現青年の年齢定義を変える必要があるのではないかと思います。
年齢、未婚、既婚、洗礼の有無に限らず、小さなコミュニティを作るきっかけをつくり、教会の中に自由な場所を提供します。
そこで、分かち合い、相手を知る事から始め、神様を感じて共感を得ることが大切です。
具体的には、幼稚園との接点を増やし、教会に親子共々興味を持ってもらい、子供は、教会学校。
保護者は青年のコミュニティに参加してもらいます。
自由な意見、意欲で教会活動がなされる事が理想です。
私は、応援、援助に徹し、見守ることなのだろうと思います。
これは、家族共同体への原点回帰です。
未来の教会につながれば幸いかと思います。