10月21日(土)10時から12時までカトリック大東教会において「河内キリシタン祈念祭」が行われた。
例年は大東教会主催で信愛の森で野外ミサが行われていたが、今回は前田万葉枢機卿が祈念ミサを司式される関係で、主催はしろきたブロック、場所も大東教会聖堂に変更された。
参加者は例年の約3倍で151名、聖堂は満席状態でした。
現在しろきたブロックの長崎神父から開会の挨拶があり、第1部として枚方教会主任司祭の竹延神父から河内キリシタン講話があった。
河内出身の竹延神父が、自分自身の生い立ちから始まり、なぜ河内キリシタンに興味を持ったのか等、冗談も交えて熱っぽく語られた。
内容の一部は7月1日付け発行のグァダルペに紹介されているので、そちらを参照ください。
バテレン追放令の後、九州に逃れた河内キリシタンのその後についても調査をされ、講話の中で紹介された。
20分の時間内にまとめるのがとても難しいとの神父の気持ちが良く分かった。
講話の後、典礼聖歌アンサンブル(TSE)による聖歌が祭壇で歌われた。
TSEは高田三郎によって日本人のための祈りの歌として作曲された典礼聖歌を、作曲者の意図を出来る限り忠実に反映する目的で創立された団体で、枚方教会からはTさんとIさんが参加されている。
多くの参加者から素晴らしい歌声に魅了されて感激した等、称賛の感想を聞いた。
第2部は前田万葉枢機卿司式による祈念ミサで、5人の司祭が枢機卿を囲む豪華なミサとなった。
枢機卿の説教は、第1部で紹介されたロレンソ了斎について多く説明された。
特に彼が平戸市白石生まれであること、またキリスト教的には立派な伝道師であったこと、更に当時の生死に悩んでいる人たちに対してキリストの救いを自分の言葉として説教したであろうとの説明が印象に残った。
ミサ後、希望者は信愛の森で昼食、そこから飯盛山山頂に登り、野崎観音で十字架の刻印された鐘を見学、とても充実した1日だった。
(広報 M)