10月21日から「梅﨑隆一神父とともに上五島巡礼の旅」というツアーに参加しました。
新幹線~バス~フェリーと乗り継いで中通島に夕方に着きました。
着くと明るいガイドさんに迎えられ、最初の訪問地である青砂ヶ浦天主堂へ向かいました。
明治時代に鉄川与助さんによって建てられた赤レンガ造りの威厳ある外観、聖堂内の何もかもが息をのむような素晴らしさで圧倒されました。
御聖堂にはシスターや信者さんたちが集っておられ、ロザリオの祈りが始まりました。
一緒にロザリオを祈るうちに、五島へ行くのが初めてでどこか観光気分だった私は、一気に身の引き締まる思いがしました。
ロザリオを一環祈った後、ツアーのメンバー皆でミサに与り巡礼がスタートしました。
四日間で、新上五島町に29ある教会のうち、17の教会を巡礼しました。
どこの教会にも、その集落の信徒が守り繋いできた歴史があることを学びました。
ガイドさんは、長崎の外海地区から移住して五島に潜伏したキリシタンの受難と迫害の時代の悲惨さばかりでなく、中通島出身で多くの教会を建築した鉄川与助さんのことや、ご自身の子どもの頃の島の信仰生活なども詳しく教えて下さいました。
そして「教会の建物の美しさだけでなく、ここでカトリックを守って生きてきた信徒の思いも覚えていてほしい。」とおっしゃったのが印象的でした。
信仰の島とは言え、島の信徒数は減少し、わずか10人ほどの信徒で維持されている教会もありましたが、どこもきれいに掃除され、イエス様が巡礼者を温かく迎えてくださいました。
この旅で、梅崎神父様とさらに親しくなれた気がしています。
毎日ミサに与り、プロテスタントの参加者さんとも共に祈り、思いを分かち合えたことも良い思い出です。
加えて、魚市場を見学した後のとれたてのお刺身食べ放題の朝ご飯、五島牛、五島うどん等、五島の食材をふんだんに使ったご馳走を毎日いただいて、身も心も満たされた巡礼旅でした。
今これを書いていて、またすぐにでも上五島を訪れたい衝動に駆られています。