夏が来れば思い出す♪
主任司祭 竹延真治

「遥かな尾瀬」ではなく、近くのレジデンスでのことを。

東京の神学校に入学した最初の夏休み、わたしはクラレチアン会が担当する教会ではなく、枚方のクラレチアン・レジデンスを帰省先に選んだ。

デ・グランデス神父というアルゼンチン出身の巨体の老神父が一人いる修道院なら、小教区とちがって信者さんは誰もいないので、そこでゆっくり勉強ができるぞ、と思ったからだ。

神学校で使っている教科書や参考図書を段ボールに詰めて東京からレジデンスに送った。

レジデンスに荷物が届き、玄関先でそれを開いていると、デ・グランデス神父が近づいてきて言った。

「竹延、おまえはアホか。夏休みに勉強しようと思てるのか。夏休みは休む時じゃ。勉強なんかするな!」と。 “夏が来れば思い出す♪
主任司祭 竹延真治” の
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郷愁 平戸市紐差教会
マリア M・T

近所の友人と田んぼや野草を見ながら山合の砂利道を歩いて学校に通い、キリシタン墓地の下では墓に向かって一礼。

墓の木陰から優しい祖母が覗いている様な気がしました。

学校帰り教会に寄って、広い教会の中でひざまずいて、めでたしせいちょう…天にまします…と祈り、時には告解をして、家に帰りました。 

あの頃から故郷を離れて70年余り、大阪に来て61年、喜びにつけ、悲しみにつけ、何十回帰省した事か。

その度、2人の子供も、それぞれの思いを抱いて大人になり、家庭を持ち、私は、ついに、おばあちゃんになってしまいました。 “郷愁 平戸市紐差教会
マリア M・T” の
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平和旬間行事1
「平和を願うテゼの祈り」
8月11日(金)18時~

大阪北地区の修道者有志による「平和を願うテゼの祈り」が枚方教会聖堂にて行われた。

ブラザー阿部、竹延神父が呼びかけられて、多くのシスターも参加され、30名以上の祈りが捧げられた。

ブラザー阿部のギター、特別参加の吹田教会下瀬神父のチェロ、信徒のオカリナ演奏に合わせて歌う祈りは格別で、素晴らしい祈りの場となった。

バーベキュー大会

この3年間、新型コロナ感染症対策で開催できていなかった壮年会主催のバーベキュー大会でしたが、恐る恐る4年ぶりに開催いたしました。

申し込みは最初伸びないかなと思ったのですが最終30名の方が楽しまれました。

中にはご家族で参加された方も何組かおられ親子、ご夫婦のコミュニケーションの場となり、また壮年会やお手伝いくださった婦人会メンバーとの交流も図れました。

また、竹延、フリオの両神父にも参加頂きみなさんとお話しされている姿も印象的でした。

今年参加されなかった方も来年は是非参加をご検討下さい。

(壮年会 S)

 

平和旬間行事2

8月13日(日) 12時15分~13時30分
DVD「こころの時代、私のガリラヤを生きる」
(埼玉教区終身助祭長澤正隆氏)を視聴

区平和旬間テーマ

「希望をもってともに歩む
 Let’s hope and walk together ~あきらめずに目を覚ましてStay awake, never give up~」

を基に枚方教会でも行った入管難民法の改悪に抗議する署名活動の必要性をより深めるうえでも、小さくされていく方々にとっての日本での現実を先ずは知ることを目的とした。

身近なところにも沢山の平和があり、みんなが笑顔になれる、そのようなことを考えられるひと時を持った。

視聴後、そこに集われた方々の思いをメッセージカードに書き留めてもらい、8月15日(火)の聖母被昇天ミサでそれらを奉納した。

(社活委員会 K Y)

死者追悼記念ミサ

8月13日(日)11時ミサ

毎年恒例の死者追悼ミサが竹延神父司式により執り行われた。

事前に壮年会により集められた追悼者名簿は、壮年会会長の塩野氏により竹延神父に手渡され奉納された。

お知らせ(7月)

◎初金ミサ
・7月7日(金)10時~
・8月4日(金)10時~
婦人会はミサ後掃除、定例会
・婦人会は第3、4、5金曜日も10時から掃除をしております。祝祭日の場合はミサがあり、その後になります。ご協力をお願いします。

◎壮年の集い
・7月15日(土) 16時30分~掃除
・8月12日(土) 17時から掃除と定例会
どなたでも、途中からでもお気軽にご参加ください。

*7月15日(土)はみんなでバーベキュー大会です
・17時より石碑前広場にて
・どなたでも参加下さい。
・要申込、受付中です。
・参加費500円、
子供無料(小学生以下)
・飲み物は有料です。

◎日本カトリック平和旬間
・8月6日~15日
大阪教区テーマ 「希望をもってともに歩む~あきらめずに目を覚まして」
・例年行われてきました北地区(大阪梅田・しろきた・河北ブロック)全体行事は有りません。各小教区単位での取組となりました。 “お知らせ(7月)” の続きを読む

永遠の息吹 梅﨑隆一神父

司祭になったら、少なくとも毎週日曜日は子どもと遊び、一日が終わるという人生を過ごす予定でした。

しかし現在、数か月間子どもと関われないのが当たり前の日々を過ごしています。

毎週日曜日、少なくともミサの中で「どんな人も神に似せて造られ、一人ひとりは価値ある存在です」と教えてもらえるのに、月曜日から土曜日の間「沢山の人が羨むような価値を手に入れている者だけが価値ある人間である」と教えられる。

子どもの頃からそのようなジレンマを感じていたから、少なくとも週に一回、教会が本来の人間らしさを取り戻せる場所になればと思っています。

そして子どもたちは、大人に囲まれて、お友達と楽しく過ごせるだけで良いのではないかと思います。
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