教会はみなさんのもの 主任司祭 ハイメ・シスネロス

第二バチカン公会議は、教会を「キリストの体」と呼んで、教会は「秘跡」であり、「神の民」だと述べました。「神の民」という呼び方の人気の理由は二つあります。

一つは18世紀から西洋の世界に生じて来た民衆的な価値観に一致していること。もう一つは聖書の中で、イスラエルを「神の民」と呼び、教会は「新しい神の民」だというイメージです。その他に新約聖書では、「神殿」と「キリストの体」という教会のイメージが挙げられています。

「あなたがた自身も生きた石として用いられ、霊的な家に造り上げられるようにしなさい。そして聖なる祭司となって神に喜ばれる霊的ないけにえを、イエス・キリストを通して献げなさい。」(ペトロの手紙一2―5)。

また、キリストの体はまだ建てる過程にあります。「キリストにより、体全体は、あらゆる節々(ふしぶし)が補い合うことによってしっかり組み合わされ、 結び合わされて、おのおのの部分は分に応じて働いて体を成長させ、自ら愛によっ て造り上げられてゆくのです。」(エフェソの教会への手紙4―16)。

神学者は言います。「比喩的な表現になるのは、理論的な混乱ではなく、神学的な豊かさがあるためです」。第二バチカン公会議から50年過ぎましたが、神学者たちや信徒の努力とコミットによって、教会の新しいモデルが生まれたと言われています。それは、「僕のように奉仕していやす教会」です。これによって教会は、「現代世界憲章」の薦め薦めに沿って、 全ての人との連帯・正義と平和のための働き・いのちを守る運動などにも加わり、積極的に取り組む傾向が見えます。

現代世界と今の社会の不安を乗り越えるため、貴重な動きです。社会活動委員会の働きを応援するよう、一人一人のコミットを期待します。その中に、聖霊の自由なイニシアチブが注がれるよう共に祈り続けたいと思います。皆さん方の耳や目や心をひらいて、カリスマを生かす教会になるよう、思いを新たに致しましょう。

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