婦人会黙想会 6月15日

パブロ・セコ神父(スペイン外国宣教会)

スペイン・マドリード生まれ 和歌山紀北ブロック

「ミサ典礼と信仰」 典礼を通して信仰を表す

今日の典礼は、第2バチカン公会議で、私達信徒の役割を強め、信仰を育てるために微妙に変更されました。私達の信仰をもっと分かり易い形で表したかったのです。特に、キリストである祭壇を囲んで集まる共同体であることを重視した典礼です。
入祭行列から始まるミサは、地上を旅する神の民である信徒が、十字架に掛けられたイエス様に従って、神に向かって歩む信仰の旅です。だからミサの入祭時、皆さんが立つのは、神と一緒に歩む姿勢を示しています。私達にとって十字架は最も大切なしるしです。十字架は恐ろしいしるしかもわからないけれども、これは私達の信仰です。十字架に掛けられたイエス様のご像を見て、これは私達の先生、私達の道で、この道を通らなければ、神様の所には行けないという、十字架の神秘を理解していなければ、ミサを理解することは難しいのです。

ミサの素晴らしさは、典礼によって導かれ、典礼によって育てられ、自分の信仰を表し、キリストに結ばれて一つになって歩むことです。ミサも宣教の場、ミサという式を通して信仰を表します。
信仰に弱い私を助けてくださいと言って共同祈願が始まり、その後奉納の行列に進みます。
祭壇の所に来れば礼をして、このところから役割が分担され、司祭はキリストの役割を果たすため、地上の教会の捧げ物を、奉献します。私達もキリストになります。
その時からイエス様は神の民に現存され、私達はイエス様を認めます。
そしてご聖体を頂いた私達は、行きなさい、世界はあなたを待っていると私達を派遣されます。ミサは霊操です。心の訓練です。ミサに参加することによって、キリストの信徒となります。

「祭壇」

初代教会では、祭壇は無く迫害によって殉教する殉教者の墓が祭壇となりました。このことから教会法典は、祭壇に聖人や殉教者の遺骨を入れる必要性を言っています。
教会献堂式では祭壇は、聖香油を塗り祝福され、その時から、油注がれたものとなります。油注がれたものとはギリシャ語ではキリスト、だから祭壇は私達にとってはキリストです。
遺骨の入った祭壇では、毎回殉教者のいる天上教会と地上教会が一致したミサが行われています。
第2バチカン公会議からは、司祭も助祭も信徒である私達も祭壇キリストを囲んで集まる共同体になりました。 原則として祭壇の上には福音書のみが置かれ、ローソクをも置くことができません。 場所に限りがある場合は、ローソクを置くことは出来ます。ちなみに、玉造大聖堂のローソク台は、祭壇の外にあります。

「聖霊、聖体」

カトリック教会にとって、この聖霊の神秘を示すのはマリア様です。 聖霊に満たされたマリア様は、キリストを生み、キリストに身体をあげました。
奉納で司祭は、パンと葡萄酒をキリストの代わりに受け取ります。
聖霊を注いでくださったら、そのパンと葡萄酒は、キリストの聖霊に満たされてキリスト
に結ばれ、キリストと一つの身体、一つの心になります。これは聖霊の恵みです。聖霊を注がれたパンと葡萄酒はキリストの御身体、御血になります。
ミサの時、あなたは聖霊の神殿です。聖霊の神殿に招かれています。
私達が、ご聖体を頂く時、キリストが言っているのは、このパンを食べなさい。そして食べた人はキリストの御身体として、自身が食べられる人になりなさい、そこには奉仕がある、仕事(仕えることを)する人になりなさいと言っています。
聖霊は信仰の目でみるしか見ることはできない。だからミサに参加することは大切な事です。聖霊のおかげで、私達自身もキリストの身体となる。このことは一番大切です。

「まとめ」

生きている地上を旅する者は、どんな素晴らしい人でも、誰でも罪深い私です。
私達は、自分の弱さ、力のなさからこの社会で、十字架の仕事、奉仕をしないようになり十字架のキリストから離れてしまって、教会の信仰も、自分の喜びも消えています。
皆のために命を使う、皆を生かす仕事をする、そこには奉仕があります。仕事とは仕える事、奉仕とはつつしんで仕える事、これは信仰の証し。奉仕することを感謝し、仕える事に喜びを見つけるまでには、時間がかかり険しく、難しい道、狭い門です。仕えることには命・喜びが有り、仕えることに価値があります。ご聖体を頂いた私達は、十字架に掛けられたキリストに倣い、自分を捧げたい、捧げる事を学び、これからあなたの道具として生きる事が出来ますようにと願いましょう。ここにはとても大切な価値があります。福音書を読み御言葉に照らされ、キリストに結ばれて、毎日瞑想してください。

いつくしみ深い全能の神は、いつも私達を受け入れ、赦してくださいます。

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