11月24日王であるキリストの祭日に、今年7月16日に司祭叙階されたクラレチアン宣教会のグエン・バン・ナン神父の、枚方教会での初ミサと歓迎祝賀会が行われ多くの信徒が参加した。
ナン神父は9時と11時の二つのミサを司式され、よく透る声の美しい日本語で、挨拶を兼ねて次のように説教された。
「今日は王であるキリストの祭日です。キリストはどんな王?十字架上の死によって万物を自分と和解させ、平和をもたらされました。
故郷ベトナムでは皆が『神父様は王様、おめでとう』と言いました。
でも司祭が王様であるのでもなく、おめでたいのでもありません。
イエスは『自分の十字架を背負って従う者でなければ弟子ではない』とおっしゃっています。
私が自分の十字架を背負って司祭の務めを果たしイエスに従っていけるよう、皆さんのご支援とお祈りをお願いします。」
11時のミサ後に集会の家で歓迎祝賀会が催された。
長崎神父より「ナン神父さんはちょっとシャイなところがあるけれど、難しい日本語をしっかりと勉強された努力家、いろいろな仕事を積極的にこなされる真面目な方」と紹介されて、今後の活躍に期待を示された。
フリオ神父の乾杯の挨拶があって、昌川神父、フラデラ神父も参加された会は、婦人会の温かいお世話があって楽しく進行した。
ナン神父も信者の中に入って和やかに歓談されていた。