私は、厳格な律法の教育を受けた熱心なユダヤ教徒のサウロが、キリストに出会って裏切りともいえる回心をしたことに興味を抱きました。サウロは、ユダヤの唯一の神の律法を守ることが「義」であり、それを遵守しないキリスト者を異端とし、その撲滅に奮闘します。
撲滅するための権限が与えられていたサウロは、ダマスコへ遠征の途中、突然、天からの光に照らされ地面に倒れます。倒れたサウロに主は、「なぜ私を迫害するのか」と問いかけ、そして、「わたしは、お前が迫害しているイエスである」と語り、ダマスコへ行くことを命じます。地面から立ち上がったサウロの目は見えなくなっていて、同行の者の助けを借り、3日後ダマスコに到着します。 “「思い巡らす」 -カトリック枚方教会信徒 M. S ー 河北朝祷会より(2016.3.10 第187回)” の続きを読む