本への招待 No.12 「孤独のすすめ」・五木寛之著(寄稿者 T.K)

人生後半の生き方 回想のすばらしさ

日本は急速に高齢化が進んでいます。私たちの教会も例外ではありません。こうした現実のなかで、孤独に打ちひしがれた高齢者たちが国の活力を阻害し、若者の嫌老感を拡大しているというのです。 “本への招待 No.12 「孤独のすすめ」・五木寛之著(寄稿者 T.K)” の続きを読む

主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、あなたをおいて誰のところに行きましょう。 ーカトリック枚方教会 T.Fー 河北朝祷会より (2017.11.9 第205回)

これは、日本のカトリック教会の聖体拝領前に唱える言葉です。信仰の宣言と、キリストから離れない決心を表したような言葉です。ミサや礼拝の中で特別にキリストを近くに味わうことのできる聖体拝領、聖餐式は、イエスさまの遺してくださった人類への宝だと思います。神さまを頂く宗教、永遠のいのちのパンを頂く宗教が他にあるでしょうか。 “主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、あなたをおいて誰のところに行きましょう。 ーカトリック枚方教会 T.Fー 河北朝祷会より (2017.11.9 第205回)” の続きを読む

「常識。それ本当?」 ーカトリック枚方教会信徒ー 河北朝祷会より (2017.9.14 第203回)

今日、お話しするのは、教会は外の世界が求めるものに通じる言葉をもっているだろうかということです。今、社会活動委員会にいます。主に平和運動、学び、福島原発やフィリピンのストリートチルドレン、あるいはアフガンのペシャワール会の平和的国際貢献の支援、釜ヶ崎の手伝いなど、 社会の福音化、教会の本来の活動の旗振りです。その他に教会の人達が、それぞれのあり方で必要な人の相手をしています。 “「常識。それ本当?」 ーカトリック枚方教会信徒ー 河北朝祷会より (2017.9.14 第203回)” の続きを読む

信徒の召命と使命 ーカトリック枚方教会信徒 P.Kー 河北朝祷会より (2017.6.8 第201回)

「沈黙」の映画、高山右近の列福にあたって、いく人かの信者が、心配や失望の気持ちで、「キリスト教はこの国に何の有益をもたらしたか?なぜキリスト教徒は最初と比べて、成長しないか?」と自問しました。

この危機の時に、大切なことはキリスト教の起源に返ることです。私達はイエスの弟子の継承者であることを実感しています。各々の信者は、神を探し求め、キリストに選ばれ、それぞれの立場と状況において、自分の使命を果たす様に呼ばれています。何のためにイエスに呼ばれていますか? “信徒の召命と使命 ーカトリック枚方教会信徒 P.Kー 河北朝祷会より (2017.6.8 第201回)” の続きを読む

「聖書と典礼」の 分かち合いクラス  ーカトリック枚方教会信徒 T.Nー 河北朝祷会より(2017.4.13 第199回)

このクラスは、昨年復活祭の受洗者で仕事に就いている新しい信徒を中心に、長崎神父さんが5月から始められた毎週水曜日午後8時からのクラスです。主日のミサのテーマの理解目的は、各主日のミサのテーマをできるだけよく理解し、信徒としてその週の生活目標を立て、 祈りを大切に過ごすことです。そのための方法として、翌週の主日の「聖書と典礼」の公式祈願(特に集会祈願)と3つの聖書朗読箇所をよく読み、そのテーマに各人が思いを馳せ、神父さんの指導のもと、イエスの考えと行動を黙想し、それぞれの考えを分かち合います。 “「聖書と典礼」の 分かち合いクラス  ーカトリック枚方教会信徒 T.Nー 河北朝祷会より(2017.4.13 第199回)” の続きを読む

日本人とキリスト教 - カトリック枚方教会信徒 Y.Aー 河北朝祷会より(2017.2.9 第197回)

2014年のカトリック信徒は43万6千291人で人口比0.34%、ザビエル渡来の宣教師時代は60年余でカトリックへの改宗者は65万とも言われ人口比で今の10倍以上だ。

1549年にザビエルが来日し、約2年間日本に滞在し、島津から瀬戸内海沿いに京都へ上り、信長や秀吉を始め大名に布教の許可を得て宣教をしたが、ザビエルの滞在中の改宗者は少なかった。イエズス会はキリスト教への改宗者を増やし、教理の深化は、その後でもよいという考えに出た。当時の大名は西欧の文化に興味を示し、交易を希望、キリスト教を仏教の一派ぐらいに考えていた。 “日本人とキリスト教 - カトリック枚方教会信徒 Y.Aー 河北朝祷会より(2017.2.9 第197回)” の続きを読む

イエスのたとえ話  ーカトリック枚方教会信徒 T.Kー 河北朝祷会より(2016.12.8 第195回)

私は現役時代マーケティング(市場政策・市場開拓)の仕事をしたことがあります。その頃に読んだ本の中に興味深い話がありました。イエスは歴史上最高の市場開拓者である、イエスはたった3年間の宣教でその教えが2千年も続き、多くの信者を獲得した。

その理由は、「発想の転換」と「たとえを用いた分かり易さ」で、マーケティングの基本はここにあると言うのです。イエスは「人々の聞く力に応じて、多くのたとえで話された」(マルコ4章33)のですから、たとえ話は分かり易くするためであることは疑いありません。 “イエスのたとえ話  ーカトリック枚方教会信徒 T.Kー 河北朝祷会より(2016.12.8 第195回)” の続きを読む

教皇フランシスコとロザリオの祈り ーカトリック枚方教会信徒 M.K- 河北朝祷会より(2016.10.12 第193回)

エレミヤ書1章5節・10節『私はあなたを母の胎内に造る前からあなたを知っていた。母の胎から生まれる前にわたしはあなたを聖別し諸国民の預言者として立てた。』『見よ、今日、あなたに諸国民、諸国王に対する権威をゆだねる。抜き、壊し、滅ぼし、破壊しあるいは建て、植えるために。』

ご存知のようにフランシスコパパ様は教皇就任されてから、毎日のように世界の新聞を賑わしておられます。あのような行動の力はどこから頂かれるのでしょうか。 “教皇フランシスコとロザリオの祈り ーカトリック枚方教会信徒 M.K- 河北朝祷会より(2016.10.12 第193回)” の続きを読む

隠れた神 ーカトリック枚方教会 信徒 I.O- 河北朝祷会より(2016.5.12 第189回)

聖書百週間という聖書を読み、分かち合う場があります。その週の範囲を最初の一日か二日は知識として読み、その後、言葉を手で触るようにたどっていき、心に響くことを反芻し、温め、それが神様とのお喋り、祈りに、お願いの祈りが感謝の祈りに変わっていきます。毎週、黙想会をしているようなものです。

先日、教会の社会活動委員会で募集した大阪の教会の人達で福島のボランティアに行きました。5年を過ぎ、福島への関心は薄れているような中で、自分の五感で受け止めたいと思っていましたが、結果は恵みとなりました。

福島は復興の入り口に入ったかなという状態です。現地の風評被害の農家の支援、また仮設住宅での孤立死、自死を防ぐ活動なども、こちらではあまり知られていません。それでも被災者として社会に知られた人は、まだましかなと思います。悲しみや苦しみの比較はできません。しかし被災者、障碍者、ホームレスなど、その存在が知られている人達は、そういうものとして扱われます。 “隠れた神 ーカトリック枚方教会 信徒 I.O- 河北朝祷会より(2016.5.12 第189回)” の続きを読む

「思い巡らす」 -カトリック枚方教会信徒 M. S ー 河北朝祷会より(2016.3.10 第187回)

私は、厳格な律法の教育を受けた熱心なユダヤ教徒のサウロが、キリストに出会って裏切りともいえる回心をしたことに興味を抱きました。サウロは、ユダヤの唯一の神の律法を守ることが「義」であり、それを遵守しないキリスト者を異端とし、その撲滅に奮闘します。

撲滅するための権限が与えられていたサウロは、ダマスコへ遠征の途中、突然、天からの光に照らされ地面に倒れます。倒れたサウロに主は、「なぜ私を迫害するのか」と問いかけ、そして、「わたしは、お前が迫害しているイエスである」と語り、ダマスコへ行くことを命じます。地面から立ち上がったサウロの目は見えなくなっていて、同行の者の助けを借り、3日後ダマスコに到着します。 “「思い巡らす」 -カトリック枚方教会信徒 M. S ー 河北朝祷会より(2016.3.10 第187回)” の続きを読む