『わたしたちの教会』祈りと喜び   主任司祭ハイメ・シスネロス

敬老の祝いが済んだ後でも毎年行われる「敬老の祝い」が、9月17日に盛大に行われました。

案内を往復葉書で行なって、164名から返事を頂いた中、95名が欠席との知らせでした。しかし、何かを伝えたいと思い、出席出来なかった兄弟姉妹にお祝いの言葉を送ることにしました。少しでも祝いの内容に触れて、共に祈り共に喜んで頂けるのではないかと思います。祝いのミサから霊的な面を、食事とレクレーションから楽しい面を味わってもらえれば幸いです。まず、祝いのミサの中で、「病者の塗油の秘跡」を希望された48人がこの秘跡に与りました。塗油の後、祈りの言葉をささげました。「いつくしみ深い父よ、老年になってわずらい、今、塗油を受けて心と体の救いを祈り求める人びとを顧みてください。あなたの霊に満たされて慰めを受け、信仰と希望に支えられて忍耐の模範となり、あなたの愛の喜びを表すことが出来ますように。わたしたちの主イエス・キリストによって。アーメン。」

秘跡を受けた方々だけでなく、教会のすべての皆さんにもこの秘跡の愛の喜びがもたらされたのです。食事の間、腹話術の技能者は、歌や楽しい話しを交えて約一時間を楽しく過ごさせてくれました。最後に、全員がギターとアコーディオンに合わせて数曲を歌い、マリア様の取次ぎを祈って幕を閉じました。喜びのひと時でした。皆様の健康を祈り、来年また一人でも多くの方が来られるのを望みたいと思います。

クラレチアン会の新しい殉教者今年も10月24日に聖アントニオ・マリア・クラレット大司教の祭日を迎えます。クラレチアン会の109人の殉教者の新しい福者の誕生があり、特別な恵みを頂くことになりました。列福式はバルセロナ市のサグラダ・ファミリア大聖堂にて、10月21日に行われます。昨年12月に教皇フランシスコはこの日に列福式を行うことを認めました。ちなみに、25年前の1992年10月25日には、教皇 聖ヨハネ・パウロ二世は、ローマ聖ピエトロ広場で、バルバストロの52名の殉教者の列福式ミサをささげられました。その他に2013年10月13日にアンドレ・ソラと23人の殉教者が列福の恵みを受けています。殉教者は、聖アントニオ・マリア・クラレットが望んだ殉教の恵みを受けることができたのです。

クラレットは自叙伝に書き残しました。『わたしの大きな渇望は・・・殉教者として絞首台で息絶えるか、あるいは幸いにも、説教中、敵の手にかかって暗殺されることだ。説教して、教えた徳と真理を自分の血によって証明することをいつも望んでいるのだ。』(聖アントニオ・マリア・クラレット自叙伝467)。

枚方教会の皆さんも、殉教者のために祈り、列福の恵みを共に喜んでください。