考え方により自分を成長させ得ることを知ったアントニ・デ・メロ神父の著書を読んで感じました。ある有名なラビ(先生)が大勢の弟子を熱心に指導していたときのことで、弟子たちは、その指導を受ける際、ありのままの自己評価を述べる中で、適切なアドバイスを受けるのでした。
ある日、一人の弟子が『自分の限界』を嘆いて先生の指示を待っていました。『確かに君は限界を感じているが、約15年前に、無理だったことが今出来るようになった。どうしましたか』とラビは訊ねた。『わたしの才能が変りました』と弟子が答えると、ラビは『いいえ。あなた自身に変化があったのです。』『同じことです』と弟子が言ったのに対してラビは次のように教えました。
『いいえ。あなた自身が思うことは、あなたを作り上げるものです。あなたの考えは、あなたの成長をうながす秘訣です』。わたしたちはどのように考え方を変えるべきかみ言葉で養われる恵みを求めれば良いでしょう。『あなたがたはそれぞれ賜物を授かっているのですから、神のさまざまな恵みの善い管理者として、 その賜物を生かして互いに仕えなさい。』(ペトロの手紙一4:10)。
イエスの考えに従って、イエスのように行うなら、教会は互いに奉仕する者となり、信者は人びとに仕える者となります。教会の中でのコミュニケーション教会のコミュニケーションの手段は色々とありますが、今日は三つに絞ります。
一つは聖堂です。聖堂は神との出会いの場所であり、祈りに来られる方々、誰でも歓迎を受ける場所です。
二つ目は、ホールです。ミサ後の美味しいうどんやコーヒーを飲みながら、人間互いの望みや希望、社会のニーズや世界の大切なテーマなどを分かち合うことができます。いつもこのような場を準備してくださる皆さん方に感謝。
三つ目は、人の考えや信仰経験を分かち合い、述べ合う広報誌の『グアダルペ』です。グアダルペ誌は、毎月出されるために皆様のご協力が求められております。特に広報委員会の皆様の苦労の賜物の実りです。月毎にみんなの手元に届くようにとの工夫や、その協力者にも感謝を表したいと思います。