日ごとに寒さが増しています。枚方教会の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
年末を含め新しい年も、これまでの出来事を振り返り、気持ちを新たにして、一人ひとりに寄り添いながら過ごしていきたいものであります。どうぞよろしくお願い致します。
2020年は、本当に大変な年でした。至るところで、新型コロナウイルスの感染症を防ぐために、換気や手洗い、公式ミサを再開する際にも気を配り、祭壇、朗読台、ベンチ、ミサ道具の一個ずつまで毎回消毒する日が続きました。
感染防止の措置だけでなく、小教区の現場で感染が発生した場合、国から各地方自治体(保健所)に通達・指導が入ります。
結局は、教会全体から個々まで、日々の生活の中で、多くの業務に加えての細やかな感染対策に追われ、頭が下がる思いでいっぱいです。
信徒の皆様の、心も体もコロナ疲れでいるのではと心配しています。
しかし、こんな状況でも、私には、これまでの歩みからの学びがたくさんあった年です。
“ときには急いで、ときにはゆっくり
-今までの学びを活かして-
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ときには急いで、ときにはゆっくり
キリストと結ばれ古傷に別れを告げよう
ー新年を迎えて前向きに生きるためにー
クラレチアン宣教会フリオ・トレス神父
〈いよいよ本格的な寒さとなってきました。枚方教会の皆さん、お元気でしょうか。新しい年も、この私は心を新たにして一人ひとりに寄り添い、温かい心で関わっていきます。どうぞよろしくお願い致します。〉
新年を迎えたこの頃、病気であっても、不自由な体になっても、どんな時でも、前向きに生きるためには、最も大切なことが何かと考え、神学者ヘンリ・ナウエンの智恵を借りて、皆さんと一緒にいろいろと振り返ってみたいと思います。(参照:「今日のパン、明日の糧」、BreadfortheJourneyヘンリ・ナウエン1997年)
先ず、私たちが、心を新たにするのに最も難しいことの一つは、やはり過去についた心の傷を癒すことだと思います。
「あなたが、私や家族、先祖、友人にしたことは、絶対忘れません。絶対許しません。あなたは、いつか後悔するに違いありません。」と言ったり、少なくとも心に思ったりするものです。
時には、私たちの記憶は何十年も、場合によっては、何世紀もの年を経てまた復讐を呼び続けてしまいます。
過ちについて、ある人を責め続けているうちに、かたくなな心の壁が築かれてしまうことがよくあります。
けれども、使徒パウロのコリントの教会への手紙では、こう語られています。
ー新年を迎えて前向きに生きるためにー
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木を捜して登る
ーザアカイ、急いで降りてきなさいー
助任司祭 昌川 信雄
この度、38年ぶりの教皇の日本訪問は、信仰者ばかりでなくメディアも巻き込んでの大行事でした。
『教皇のお通り』を一目見たさに、長崎へ、広島へ、東京へと先回りして木に登った「ザアカイ」たちには、真に恵みの場となったことでしょう。
一か月後には、教皇に代わって、主ご自身が全世界の一人ひとりを訪問される『降誕祭』です!
世界はこぞって「イエスのお通り」を一目見よう(?)と、それぞれの木に登る準備でしょうか。
街と商店はイルミネーションの、若者たちは恋人への、大人たちはパーティの、両親たちは子どもへのプレゼントの準備に心はずませるようですが、私たち信仰者は「待降節」の木に登るための準備なのです!
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