御名を慕って歩み始めよう
主任司祭 長崎 壮

長崎神父写真

駆け出しの会社員時代、仕事相手の人に名前を覚えていただいていることを知ったときはとても嬉しかったことを思い出します。当時の私にとって相手の名前をできるだけ早く覚えることが仕事のひとつでしたが、最近その能力が落ちてきているようでしきりに反省しています。

名前は人格の入口だと言われ、名前を知ること、相手を名前で呼ぶことでその人との親しさはグッと増します。

その意味で外国から宣教師として来られた司祭で日本人の名前を早く覚えられる司祭からは宣教師としての熱意が感じられ偉いなあと思います。

カトリック国と言われる国では洗礼名がそのまま社会の中の公の名前にもなりますが、日本をはじめ宣教国では多くの方が公の名と霊名(洗礼名)とふたつの名前をいただくことになります。

親は自分の子供に名前をつけるとき、我が子の将来の幸せを願い、期待を込めて名づけますが、信者の家庭であれば洗礼名をつけるときも同じ思いでしょう。

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令和2年婦人会新年会
開催日時1月17日 開催場所枚方教会

新年会当日は、25年前に起きた阪神淡路大震災の日、参加者(神父様4名を含め34名)で、1分間の黙祷を捧げ冥福を祈りました。

新年会は、Tさんのアコーディオン伴奏で「アーメン・ハレルヤ」を合唱後、Kさんの乾杯の音頭で始まりました。

91歳の誕生日を迎えられたフラデラ神父様に、3人の神父様から祝いの言葉と思い出話、感謝の言葉があり、ウイットに富まれているフラデラ神父様は、「私の冥福を祈って下さい」と応えられました。

それに反応したベテラン信徒は、フラデラ神父様からマイクを取り上げ「ダメです。頑張って下さい」と話して、マイクを返しました。

フラデラ神父様が話そうすると、またマイクを取り上げ話し出すということが繰り返され、神父様はおどけたようにマイクのコードを指でカットするしぐさで応戦します。

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新しい年を迎えて

元日のミサと車の祝別新年を迎えて、元日のミサが0時、10時、12時に行われ、「神の母聖マリア」祝い、世界平和を祈願した。

ミサ後には車の祝別が行われ、運転者や同乗者も交通安全を祈願して神父様方から祝福を受けた。祝別された車の所有者からは、それぞれ献金して頂いた。

新成人の祝福1月12日(日)は「主の洗礼」の祝日、11時のミサ中に新成人の祝福が行われた。

司式をされた長崎神父は、この「主の洗礼」の日に教会はなぜ成人のお祝いをするのか、その共通点について説明された。

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ルカによる福音書23章3―243節
私を思い出してください
カトリック枚方教会信徒K・T
河北朝祷会より (2020.1.9 第229回)

2年前の2月12日、死を迎えようとしている妻の枕元で私はテゼの歌を歌い続けていました。

「イエスよ、御国においでになるときに、イエスよ、私を思い出してください」。

十字架上のイエスの両側に同じように十字架に付けられた犯罪人の一人が、「お前はメシアだろう。自分と我々を助けてみろ」とイエスを罵ったのに対して、もう一人が「お前は神を恐れないのか、我々は自分のやったことの報いを受けているが、この方は何も悪いことをしていない。」と言った後にこの言葉を続けます。

妻の枕元でこの歌を歌いながら御国のことを思い巡らしていました。

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私を思い出してください
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ペシャワール会の中村哲医師を偲んで

ペシャワール会支援チャリティーコンサートへのご協力、有難うございました。

会の代表中村哲医師は、昨年12月4日に現地アフガニスタンで銃弾を受け亡くなられました。

キリスト教信者であった中村さんの活動は私たち信徒の模範、中村さんを偲んでその活動を振り返ってみたいと思います。

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ルカによる福音書2章25~35節
「この一事に励む」
世界福音伝道会 洛西キリスト教会牧師 奥村拓也
河北朝祷会より (2019.12.12 第228回)

私は、一事に励む人の姿に憧れます。

今日の聖書箇所に出てくるシメオンという人は、一事に励む人でした。

「主が遣わすメシアに会うまでは決して死なない」というお告げを受けていたのです。

ですから、彼の使命とは、救い主を待ち望むこと、その一事でした。

しかし、シメオンは、いやいやそうしたわけではありません。

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「この一事に励む」
世界福音伝道会 洛西キリスト教会牧師 奥村拓也
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クリスマスおめでとうございます

御言葉は人となり私たちのうちに住まわれた

夜半のミサは、午後9時からの国際ミサが無くなくなり2回となった。

夜半のミサ 12月24日 午後4時30分

司祭 フリオ神父 祭壇下には幼きイエス像

この時間のミサ、本来は子どもと家族のために設けられたのだったが、高齢者が増えてこのミサへの参加者が大勢を占めるようになって来た。

ミサはフリオ神父の司式で行われた。

ミサの中で教会学校の子ども達が、影絵でイエス誕生の物語を演じて大きな拍手を浴びた。

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キリストと結ばれ古傷に別れを告げよう
ー新年を迎えて前向きに生きるためにー
クラレチアン宣教会フリオ・トレス神父

〈いよいよ本格的な寒さとなってきました。枚方教会の皆さん、お元気でしょうか。新しい年も、この私は心を新たにして一人ひとりに寄り添い、温かい心で関わっていきます。どうぞよろしくお願い致します。〉

新年を迎えたこの頃、病気であっても、不自由な体になっても、どんな時でも、前向きに生きるためには、最も大切なことが何かと考え、神学者ヘンリ・ナウエンの智恵を借りて、皆さんと一緒にいろいろと振り返ってみたいと思います。(参照:「今日のパン、明日の糧」、BreadfortheJourneyヘンリ・ナウエン1997年)

先ず、私たちが、心を新たにするのに最も難しいことの一つは、やはり過去についた心の傷を癒すことだと思います。

「あなたが、私や家族、先祖、友人にしたことは、絶対忘れません。絶対許しません。あなたは、いつか後悔するに違いありません。」と言ったり、少なくとも心に思ったりするものです。

時には、私たちの記憶は何十年も、場合によっては、何世紀もの年を経てまた復讐を呼び続けてしまいます。

過ちについて、ある人を責め続けているうちに、かたくなな心の壁が築かれてしまうことがよくあります。

けれども、使徒パウロのコリントの教会への手紙では、こう語られています。

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教皇フランシスコ来日
長崎・東京でミサ
核兵器のない平和を熱烈にアピール!

教皇フランシスコは2019年11月23日から26日まで、日本を司牧訪問された。

教皇の来日は、聖ヨハネ・パウロ2世教皇以来38年ぶり。

教皇フランシスコは長崎・広島を訪れて、「核兵器は、安全保障の脅威から私たちを守ってくれるものではない。」と、世界に対して強いメッセージを発せられた。

日本に対して共感と愛着を抱き、やっと日本を訪れることが出来たと語る教皇フランシスコ。

その司式のミサが、11月24日に長崎県営野球場、25日に東京ドームで行われた。

枚方教会の参加者から3人の方の感想を頂いた。

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グァダルペの聖母その祭日に寄せて
レジオマリエ K・M

12月12日はグァダルペの聖母の祭日、枚方教会では10時からミサがあり、その後の祝賀会の中で、聖母出現の様子を小さな劇にして披露し、皆で分かち合いました。

10年前にフリオ神父様に連れられてメキシコを旅し、「グァダルペ大聖堂」のあるテベヤクの丘を訪れた時に、「GUADALUPAN」という本を買いました。

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