皆がひとつとなる典礼  長崎  壮神父

長崎神父写真

復活徹夜祭の復活賛歌、聖金曜日の盛式共同祈願などは助祭が参加するミサでは助祭の役目となる。昨年助祭に叙階されたのが四旬節だったため、叙階後間もなく聖週間の典礼のなかでこれらの助祭の役目を任された。今年も司祭叙階が復活祭後であったため、助祭として復活賛歌を二度歌う貴重な体験をさせてもらった。

はじめに復活賛歌を歌うことになった昨年、歌が苦手なことを自他ともに認めている私は聖週間に東京修道院に信者の友人を呼んで練習につきあってもらった。練習の時には一緒に歌ってもらえるとなんとか歌えるのであるが、独唱となると心もとない。聖土曜日に早めに教会に行ったら、聖歌隊を指導している信者さんが稽古をつけてくれた。 “皆がひとつとなる典礼  長崎  壮神父” の続きを読む

終油の秘跡?  病者の秘跡?  フェリックス 神父

あるお嫁さんが、教会に行って主任神父様に、姑さんが臨終だったので、秘跡を授けに来てくださるようにお願いしました。それを聞いた神父がこのように答えました。

「私が行ったら終油の秘跡になります。助任の若い神父が行ったら病者の秘跡になる。どちらに行ってほしいですか」と。お嫁さんが、「やはり、主任神父様に来ていただきたい」と答えたそうです。病人が助かる見込みがある間に神父を呼ばないで、医者があきらめた時だけ呼べばいい。まさに死ぬ寸前の秘跡。死にそうな人を天国に送り込むためのフリーパスのようなこと。 “終油の秘跡?  病者の秘跡?  フェリックス 神父” の続きを読む