ラテン共同体と共によろこび祝う エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス(奇跡の主)

 

 

 

南米ペルーのカトリック信者にとって最も親しまれている「奇跡の主」の祝いは、現地では毎年10月第1土曜日、18、19、28日、11月1日の5日間行われているが、中でも28日は最も盛大に行われる。枚方教会でも行われるようになって記念すべき第10回を迎えた今年は、10月28日(日)に実施された。 “ラテン共同体と共によろこび祝う エル・セニョール・デ・ロス・ミラグロス(奇跡の主)” の続きを読む

平和について考えよう ー福音宣教の立場からー 寄稿者Y.A

シャローム

私達クリスチャンは「平和」と言った時シャロームShalomというイエス様が使っていたヘブライ語を思い出します。昔、ロサンゼルスのホテルでマリッジエンカウンターのバッジを付けたユダヤ人男性に、日本のことを拙い英語で話しかけました。後にニューズレターが送られて来て、各記事の末尾にLove and Shalomと書かれ、今もShalomを使っていることを知りました。

昭和30年中頃、Shalom aleichemテンポのよい歌を黒人歌手が歌っていました。Peace be with you「平和があなたと共にあるように」という祈りの歌です。英英辞書にShalomは出会いや別れの挨拶で、Peaceと同時にcompleteness(完全であること)とあります。本田神父はシャローム(平和)を「傷ついた部分がどこにもない」と言っておられます。シャロームは、私達の言う単なる「平和」ではなく日本語にはない大きな概念のようです。 “平和について考えよう ー福音宣教の立場からー 寄稿者Y.A” の続きを読む

The Philippine – English Community(フィリピンー英語共同体)

The Philippine – English Community is community that aims to be thoughtful, intentional and sustainable in their approach to community challenges and opportunities.
As members of the Church, we want to be present and be active in joining the activities and be part of the community, therefore, this November 11, we would like to invite you to join us in the Bazaar. We will be selling Filipino delicacies like banana cue and “puto” or the Mushi Pan. There will also be performances of other communities showcasing their own dances and culture. Let us all join and appreciate one another as one community. “The Philippine – English Community(フィリピンー英語共同体)” の続きを読む

「死者の月」の黙想について  主任司祭 ハイメ・シスネロス

ハイメ神父写真

「死者の日」は11月2日ですが、今月中に死者のために祈ることは、教会の伝統として最も古くからのキリスト教的な習慣に基づいています。人は死後においても人生の旅を共に過ごしてきた人々との絆が切れてしまうのではありません。
前日の1日は、諸聖人の祭日です。聖人たちは神の親しみに招かれて、もう既にその賜物を豊かに受けて新しい姿になりましたので、私たちはその聖人たちのためにお祝いをします。そして次の日に教会は、清めの完成を待ち望んでいる死者のために、一日も早く天の扉が開かれるようにと祈りの支えを送ります。
この記念日に因んで、司祭たちに与えられている特別の許可があり、それは一日にミサを3回ささげることが出来ることです。同じく信徒は、部分免償を受け死者のために適応する恵みが授けられるのです。 “「死者の月」の黙想について  主任司祭 ハイメ・シスネロス” の続きを読む

聖クラレットを祝う ミサと祝賀会

10月24日は、クラレチアン宣教会の創始者である聖アントニオ・マリア・クラレット大司教のお祝い日。クラレットは1870年10月24日に帰天し、1950年に教皇ピオ12世により列聖された。

枚方教会では午前10時から、ハイメ、フラデラ、尹の3神父によって記念ミサがささげられた。ハイメ神父は説教で、クラレットの聖母マリアに対する崇敬を通じての豊かな霊性について話された。ミサ後に集会の家で祝賀会があり、多くの信徒が参加して祈りと歓談の時を過ごした。

第24回 国際協力の日 「外国人が 暮らしやすい社会は  日本人にも  暮らしやすい」

カトリック大阪教区と「外国人との共生をめざす関西キリスト教連絡協議会」が共催する「国際協力の日」が、10月21日(日)玉造のカテドラルにおいて開催された。秋晴れの好天に恵まれ、多くの外国人を交えて会場は溢れんばかりの人で埋まった。
午前11時からの国際ミサはアベイヤ司教の司式。日本語に英語、スペイン語、韓国語、ポルトガル語、中国語、ベトナム語などを交えて行われ、多くの国の人々が一つになる素晴らしいミサとなった。またプロテスタント各宗派の祈祷会も行われて、エキュメニカルな面からもユニークな催しとなっている。
カテドラルの駐車場はエスニック料理や民芸品などの模擬店の場となり、枚方教会のフィリピン共同体やラテン共同体の皆さんも出店に協力された。会場内に設けられたステージでは、民族音楽や舞踊などの出し物が披露され、来場者を大いに楽しませた。 “第24回 国際協力の日 「外国人が 暮らしやすい社会は  日本人にも  暮らしやすい」” の続きを読む

La Comunidad Latinoamericana(ラテン・アメリカ共同体)

Santa Rosa de Lima y San Martín de Porres. La Iglesia en Perú cuenta con dos Santos famosos. Se trata de Rosa de Lima y Martín de Porres. Santa Rosa de Lima nació en Lima en 1586. Siendo enfermera se compromete en el cuidado de los necesitados, ofreciendo su propia casa para atender a los enfermos. Ya entonces se dedicó a una vida de piedad y de virtud y cuando vistió el hábito de la tercera Orden de santo Domingo hizo grandes progresos en el camino de la penitencia y de la contemplación mística. Se cuenta de ella que por penitencia usaba un cinturón de acero que se le encajó en su cintura, y fue solo con oración que milagrosamente se reventó dicho cinturón. Es patrona de la guardia civil en Perú. Murió a los 31 años, en 1617, y fue elevada a los altares por el Papa Clemente décimo en 1671. Su fiesta es el 23 de agosto, y es Patrona de América Latina. “La Comunidad Latinoamericana(ラテン・アメリカ共同体)” の続きを読む

豊かに老いる(寄稿者 P.K) 河北朝祷会より (2018.10.11 第214回)

9月の第3月曜日は敬老の日です。私も高齢者であって、考えた事を簡単に話したいと思います。私にとって、この人生のステ-ジはどのような意味があるか、どの様に日々を豊かに過ごす事が出来るか? どの様にして人生の最後のステ-ジをクリスチャンの生活の絶頂になし得るか?

年の取り方も沢山あります。怒りっぽい年寄りがいれば、我慢強い年寄りもいます。いつも一人でいたい人もいれば、社交的な人もいます。悲観的な人と楽観的な人、利己的な人と寛大な人。人は皆年を取りますが、上手に年を取る講座がありません。

人生は太陽のコ-スに例えられます。朝早く陽が上って、地上を照らし、夕方その太陽は、暑さを和らげて、沈んで行きます。午後は朝と同じぐらい大切ですが、自然の法則は違います。高齢は人生の一つのステ-ジであり、制約と問題を持ちながら、可能性も沢山あります。

高齢者は三つの危機に会うと言われています。

一番目はアイデンティティの危機。人は自分についてのイメ-ジが体験している衰えによって問われているー「私は実際に誰ですか? 三十年前に皆に尊敬された人ですか、それとも粗大ごみの様に見なされている今の人ですか?」。 “豊かに老いる(寄稿者 P.K) 河北朝祷会より (2018.10.11 第214回)” の続きを読む

「福島の今と課題」 講演を聞いて

10月8日、今市教会にカリタス南相馬スタッフによる「福島原発被災地の現状、復興のこれまでと課題」のテーマのお話に北地区及びガールスカウト等の90人が参加した。福島は何年も前ということで世間ではもう済んだ事のように言われている。なぜ今も支援を続けるのかと。

福島、特に東側3分の1の浜通り地域は他の災害とは質的に違っている。阪神大震災は都市ということもあり、数年の内に復興した。東北でも津波の被害があったにせよ、人が戻り、町を高台に移したり、防潮堤を作ったりと生活再建にすぐに取り組めた。しかし、浜通り地区は条件がまるで違っている。今も人が入れない場所がある。 “「福島の今と課題」 講演を聞いて” の続きを読む

聖アントニオ・マリア・クラレット  フラデラ神父

10月24日

この日は聖クラレットの記念日です。皆さんご存知でしょう。水曜日ですが、10時にミサがありますよ。どうぞ与かって下さい。
私はクラレットの霊性に魅かれてクラレチアン会に入り、神父になって63年、宣教師として日本へ来ることになって49年になります。早いものですね、年を取りましたがまだまだ頑張りますよ、よろしく。
さて、クラレットの事を少しお話してみましょう。

クラレットの宣教
クラレットはお金の良い使い方について相談されるといつもきまって答えました。『カトリック出版を援助してください。良い本が非常に不足しています。1冊のよい本は広大な価値があります。』彼に差し出されたお金はすべてカトリック出版物をひろめるためにささげました。そしてこの目的を達成するために宗教出版社を創立しました。創立してからさいしょの9年間で1千万冊の本やパンフレットを出版しました。 “聖アントニオ・マリア・クラレット  フラデラ神父” の続きを読む