河内キリシタン祈念祭 (河内キリシタン発祥の地で祈る)に参加して F・T

10月26日(土)、大東教会主催の河内キリシタン祈念祭に参加しました。

飯盛山のふもとの信愛の森で野外ミサの予定でしたが、前日の大雨で山道の足元が悪く、大東教会でのミサになりました。

19教会から約60名の参加があったそうで、枚方教会からも10数名が参加しました。

今回は5回目で、昨年までは河内出身の日本205福者殉教者である三箇アントニオと妻マグダレナの取り次ぎを祈るミサを行なってきましたが、今年から河内キリシタンの信仰そのものが素晴らしいと、「河内キリシタン祈念祭」という名称に変更されました。

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人を生かす死 いのちの伝達
主任司祭 長崎 壮

長崎神父写真

カトリック教会の典礼暦では十一月を死者の月としています。

日本では死者をお盆の期間に追悼しますので、枚方教会でも日本の習慣に合わせてお盆の期間に当たる聖母被昇天の祭日に死者追悼祈念ミサをお捧げしましたが、教会の死者の月も大切にしていただきたいと思います。

今年の八月は例年以上に暑さが厳しく枚方教会では葬儀が多く行われ、私たちの信仰の先輩方を天上の教会へと送り出したことは悲しいことですが、天国に旅立った親を見送ったご家族からは故人への感謝とともに、故人から引き継いだ信仰を大切にしていこうという気持ちが強く感じられました。

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「言葉は肉体となり」 大阪正教会 神父 松島 雄一  河北朝祷会より (2019.10.10 第226回)

正教会が礼拝で用いる福音書は美しくレリーフが施された「金貼り」です。

「みことば」を伝えるのに、そんなご大層な装飾など不要とおっしゃる方もいるかも知れませんね。

確かに伝道とは「みことば」の伝達です。

しかし、それは聖書に書かれているテクストとその意味を正確に伝えるということではありません。

みことばを福音=「喜ばしい報せ」として、すなわち「父のみもとに行くための」唯一の「道」として、その道の行く手を照らしだす「真理」の光として、また正教会の復活祭賛歌を借りれば、神の御子がその「死を以て死を滅ぼし」て「墓にある者」に与えた「いのち」として、人々に伝えようとするなら、みことばは単なる言葉にとどまっていることはできません。

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アベイヤ司教と行く 聖地巡礼の旅 助任司祭  昌川 信雄

空の人となった私は機内で、憧れつつ実現不可能と思っていた聖地(イエス様が生まれ育ち亡くなった地イスラエル)に今、確かに向かっているのだと言い聞かせていました。

テル・アビブ空港でガイド役の佐々木氏に迎えられ、バスは闇の中を宿泊地エルサレムへ。

夜が明ければいよいよ、これまで写真と想像だけで脳裏に焼き付けて来た景色を眼前にするのです。

夜が明けて私の目に入って来たものは、夢の中の感覚でした。

ふと、死んだら神さまの前でも、こんな感覚なのかとの思いがよぎるのでした。

最初に向かったのは「オリーブ山」。

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どうしてみんなが同じ言葉をしゃべらない? ―大好きな子どもに向けて― クラレチアン宣教会 フリオ・トレス神父

秋晴れの心地よい季節となりましたが、枚方教会の皆様は、いかがお過ごしでしょうか。

過ごしやすい季節とはいえ、季節の変わり目は、体調を崩しがちです。朝夕の冷え込みに注意して、自己管理も今からしっかりと心掛けていただきますよう、お願い致します。

さて、本誌「グァダルペ」10月号の巻頭言を担当するに当たり、私は今回、子どものことを考え、みことばを使い、子ども向けの神さまのお話をすることに決めさせて頂きました。

たいへん単純なお話ですが、大人の方々にも、少しでもお役に立てればと思います。

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2019年 教会学校夏期合宿 教会学校リーダー  H・M

年々、子供たちが少なくなり、日曜日クラスも出来ない状態となっています。

少しでも子供たちに参加してもらえればと、今年は教会学校・絆合同で、9月7日(土)~8日(日)に夏期合宿を行いました。

小学生6名・中学生1名の参加がありました。

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イエスの誕生と十字架 カトリック枚方教会 A・Y(信徒) 河北朝祷会より (2019.9.12 第225回)

イエスの生い立ち

ヨゼフの許婚マリアは結婚前に身ごもり、律法の厳しいユダヤでは姦淫の罪人です。

天使ガブリエルが聖霊によって神の子を身ごもったことを告げ、マリアは「私は主のはしため、お言葉のようになりますように」と素直に受け入れます。

ヨゼフには主の天使が夢の中に現れて同じようなことが告げられます。

二人は迫害から逃れるためにその土地から離れます。

月が満ちてベトレヘムで宿屋を探すが部屋がないと断られ馬小屋でイエスを産み布でくるみ飼葉桶に寝かせました。

ユダヤの世界では罪人として冷たくされていました。

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敬老のお祝いと 病者の塗油

9月15日(日)11時ミサで敬老のお祝いと病者の塗油の秘跡が行われました。

敬老のお祝いに参加申込された方は72名で、その内48名の方が病者の塗油の秘跡を受けられました。

ミサの後、聖堂前で祝別された紅白饅頭と赤飯が対象者に手渡され、また集会の家で歓談される方には、うどんとコーヒーが婦人会と青年会により提供されました。

ガールスカウトによる歌のお祝いもあり喜ばれました。

教育は私にとって重要です。 道ばたの物乞いで、未来を終わりたくない。

これはフィリピン・サンボアンガのストリート・チルドレン(道ばたで物乞いをしている子供達)の切実な声であると共に私たちの願いです。

サンボアンガ市にあるクラレチアン会共同体は、貧困を根本的に救うのは教育であるという信念から彼らの就学支援をし、枚方教会はこれに協力してきました。

サンボアンガ市

フィリピン南部ミンダナオ島の、サンボアンガ半島南西の先端に位置しています。

年平均気温は27度(最高33度、最低23度)、12月~5月の乾季は過ごしやすく、中心街に建ち並ぶスペイン風建造物や風光明美な海浜など、観光都市としても発展しています。市に3つの総合大学があります。

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